京都産業大学経営学部
2016 年 50 巻 2 号 p. 43-54
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2009年に大手が経営破たんを迎えたアメリカ自動車産業にとって,生産現場改革は急務である.本稿では実証研究を中心に,改革の実情,課題,日本との相違点についてまとめる.GMでは日本の作業組織がベンチマークとされ,従来よりもち密な方針管理の枠組み作りに成功した.ただし,伝統的な経営管理構造,労使関係など,固有の経路依存性が障害となり,思うように改革が進展していない.以上を明らかにすることを通じて,日本との相違点を浮き彫りにする.
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