ソニー株式会社R&Dセンター・先端研究部
京都大学経営管理大学院
2020 年 54 巻 1 号 p. 60-73
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創造性は閉じられた主体の内面から生じるという前提から,イノベーションが天才に回収され,ブラックボックス化されてしまう.本研究では,アジャンスマン概念を用いて主体概念を解体し,研究開発者が既存秩序を内部から部分的に読み替え,同時に自ら変容することで,局所的な機会を生み出す創造性を提案する.この新しい視座を米国ゼロックス社の研究所におけ る事例分析を通して例証し,その理論的,実務的含意を議論する.
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