明治大学商学部
2023 年 57 巻 2 号 p. 4-18
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企業では時として,法や規則から逸脱した不正行為が長期的に行われる.本稿はこれを逸脱行為の常態化と捉え,自動車会社の燃費不正行為を題材として,不正行為に関する三つの視点(倫理的,合理的,社会的)から分析した.そして,法令・規則とは異なる組織慣習に正統性が付与され,常態化する要因を 指摘した.そこには,社会的行為として組織内で継承され規範化する慣習的な不正行為が存在した.
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