抄録
産業財に関する新製品開発をマーケティングの立場から検討した.新製品開発を既存製品の延長上で進めると,リスクを低減しつつ,期待収益を最大化することが可能である.新製品開発に関して,ややもすれば開発部門だけに頼ることが多くみられた.開発部門主導での新製品開発は,技術志向に陥りやすく,製品化に成功したとしても,企業の業績に必ずしも貢献するものではなかった.マーケティングのアプローチを採用することにより,効率よく,またリスクを抑えての新製品開発が可能になる.その際,営業を積極的に活用することが,新製品開発の可否を支配する.