2025 年 11 巻 p. 12-15
本研究では,太陽同期Dawn–Dusk軌道を用いた低軌道宇宙太陽光発電システムについて,送電可能性に着目した解析を行った.近年の大規模低軌道衛星網の発展を背景に,量産衛星による連続運用の実現性が高まり,低軌道SSPSの再評価が重要となっている.本研究では,5.8 GHzマイクロ波送電,直径30 mの送電アンテナ,10 km以内の受電部を前提とし,STKを用いて高度600〜2500 kmの可視条件を解析した.その結果,受電機会は日の出・日没付近の1日2回に集中し,必要衛星機数は高度1500〜2000 km付近で最小となることを示した.