主催: 公益社団法人日本表面科学j会
会議名: 2016年真空・表面科学合同講演会
開催地: 名古屋国際会議場
開催日: 2016/11/29 - 2016/12/01
走査トンネル顕微鏡を用いて、基板に吸着させた単一分子に電子を注入する事で励起状態を作ることで、分子を発光させる事が可能である。その際、分子軌道の準位と基板のフェルミ準位の位置関係が重要となるが、p型の有機半導体に使われる分子でしか発光測定が報告されていない。本研究では、準位の位置関係を変えた際の発光機構解明を目的に、n型として知られるPTCDA分子のSTM発光測定を行ったので、その報告をする。