表面科学学術講演会要旨集
2016年真空・表面科学合同講演会
セッションID: 1Dp07R
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11月29日(火)
原子間力顕微鏡による単一原子の電気陰性度の決定
*小野田 穣Ondracek MartinJelinek Pavel杉本 宜昭
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キーワード: プローブ顕微鏡
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抄録

電気陰性度は化学現象を考える上で重要な基本概念であり、1932年にPaulingによって初めて具体的な表式が与えらている。本研究では、原子間力顕微鏡による単一原子の電気陰性度の決定を試みた。様々な元素に対して最大化学結合エネルギーに関するプロットを行った結果、切片をもつ特徴的な一次関係が普遍的に現れた。Paulingの極性共有結合の式を用いてこれら一次関係を解析した結果、切片から電気陰性度の見積もりが可能であることが分かった。

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© 2016 公益社団法人 日本表面科学会
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