抄録
異なった望遠鏡、観測装置で取得された測光データを高精度に比較する際には、得られた等級を同一の測光システムに変換する必要がある。この論文ではなゆた望遠鏡のカセグレン焦点に搭載されている Nishiharima Infrared Camera (NIC) で観測した等級を近赤外線での事実上の標準システムとなっている Two Micron All Sky Survey (2MASS) のシステムに変換するための色変換式の変換係数を導出した。銀河面の星間減光の強い領域の観測データを含めることで、非常に赤い天体までを含んだ幅広い色指数の天体を用いて変換係数を導出することができた。その結果、変換係数は小さく、NIC と 2MASS の測光システムは似ていることが確認できた。