口腔・咽頭科
Online ISSN : 1884-4316
Print ISSN : 0917-5105
ISSN-L : 0917-5105
総 説
日常診療におけるドライマウスの取り扱い
山村 幸江
著者情報
ジャーナル フリー

2011 年 24 巻 1 号 p. 39-44

詳細
抄録
ドライマウスの主要な患者層は高齢者であるが, 加齢そのものよりも合併症と服薬の関与が大きい. 原因薬は600種以上といわれ, 薬効に関わらず服薬の種類が増えるほどドライマウスを生じる率が高くなる. 生活指導では, う蝕に注意を払うと共に, ガムなどで唾液分泌促進を促す. M3ムスカリン作働薬の副作用軽減法として, 内服回数を1日1錠から開始し, 症状に応じて段階的に増やす (ステップアップ法), 内服用の錠剤・カプセルを水で溶解しうがいに用いる (リンス法) がある. リンス法は薬剤を口腔粘膜から吸収させるため口腔に近接する顎下腺, 小唾液腺からの唾液分泌を刺激し, かつ全身作用の軽減が期待できる.
著者関連情報
© 2011 日本口腔・咽頭科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top