舌癌に対する頸部郭清の適応に関する検討

河野 達也; 小野田 友男; 江口 元治; 牧野 琢丸; 阿部 郁; 假谷 伸; 西崎 和則

doi:10.14821/stomatopharyngology.24.179

原　著

舌癌に対する頸部郭清の適応に関する検討

河野達也, 小野田友男, 江口元治, 牧野琢丸, 阿部郁, 假谷伸, 西崎和則

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キーワード: 舌癌, 頸部郭清術, 後発頸部リンパ節転移

ジャーナルフリー

2011 年 24 巻 2 号 p. 179-182

DOI https://doi.org/10.14821/stomatopharyngology.24.179

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抄録

2003年から2009年にかけての過去7年間に当科で舌癌と診断され, 当科で手術治療を施行した71症例を対象として検討を行った. リンパ節転移はT1症例では5/31例, T2症例では19/24例, T3症例では7/11例, T4症例では4/5例に認められた.
T2N0症例では後発リンパ節転移の頻度が高かったが, 救済手術で良好な結果が得られた.
T3N(+) 症例, T4症例では健側リンパ節転移の頻度が高く, 健側の予防郭清を考慮する必要があると考えられた.

責任著者(Corresponding author)

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