口腔・咽頭科
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口蓋扁桃のケラチンに対する免疫応答
黒野 祐一岩坪 哲治林 多聞出口 浩二松根 彰志
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2000 年 12 巻 2 号 p. 199-204

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抄録

掌蹠膿庖症 (PPP) の発症機序を解明することを目的として, PPP, 慢性扁桃炎, 扁桃肥大症患者より得られた口蓋扁桃および末梢血から単核球を分離し, ケラチン特異的抗体活性およびケラチン特異的抗体産生細胞数を測定した.さらに扁桃CD4+T細胞のヘルパー活性そしてCD8+T細胞の作用を観察した.その結果, 血清中の特異的抗体活性, 扁桃および末梢血中の特異的抗体産生細胞数はPPP患者で高値であり, 扁桃CD4+T細胞は末梢血B細胞に対するヘルパー活性を持ち, CD8+T細胞を除去することによってケラチン特異的抗体産生が亢進した.以上の結果から, 扁桃リンパ球のケラチンに対する免疫応答がPPPの病態に関与していることが示唆された.

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© 日本口腔・咽頭科学会
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