口腔・咽頭科
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閉塞性睡眠時無呼吸の手術後治療効果と肥満の影響
中屋 宗雄武田 広誠臼井 信郎
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2000 年 12 巻 2 号 p. 221-225

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抄録

当科において手術的治療を行った単純いびき症と閉塞性睡眠時無呼吸63例に対しアンケート調査を行い治療効果を調べた.また, 終夜睡眠調査を行った63例について, 肥満度別によりAIとDIを比較し睡眠時無呼吸に及ぼす肥満の影響について検討した.アンケート調査による手術後のいびき, 睡眠時無呼吸の自, 他覚的改善度はいずれも90%を越え, 術後の健康や肥満に対する意識の向上率は80%以上であった.また, AIとBMIとの関係は, 普通体重群に比し, 過体重群において有意にAI, DIが増加し, 過体重群に比し, 肥満群において有意にAI, DIが増加していた.

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