関西医科大学耳鼻咽喉科
2003 年 15 巻 3 号 p. 301-308
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
1996年から2002年までに, velopharyngoplastyを用いた中咽頭再建を22例経験した.その術式および術後機能について報告する.中咽頭側壁および上壁が切除された結果, 鼻呼吸障害や嚥下障害のため, 患者のQOLはしばしば著しく低下する.本再建法は, 残存する中咽頭収縮機能をできるだけ妨げないようにする機能的再建であり, 良好な術後機能, すなわち鼻呼吸の確保と鼻咽腔閉鎖機能および誤嚥防止を簡便に獲得することができる再建法である.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら