72 巻 (2006) 1 号 p. 6-12
沖縄島の漁港に水揚げされたニセクロホシフエダイの体長と価格を調べ,本種の資源状態について評価し,適正な資源管理の方法について考察した。本種は,1 歳時の 7~9 月に多くの個体が漁獲され始めるが,この時期における 1 歳魚の価格は低かった。これらは,成長して 10~12 月に価格を増し,翌年には成熟する。以上より,7~9 月に価値の低い 1 歳魚に相当する体長 180 mm 未満の漁獲を抑制すれば,価値が高く成熟した個体が増え,資源の有効利用ができると考えられた。また,本種の生残率は,漁獲曲線から 77.3%/年と推定された。