日本水産学会誌
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有明海におけるトラフグ Takifugu rubripes人工種苗の産卵回帰時の放流効果
松村 靖治
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72 巻 (2006) 6 号 p. 1029-1038

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抄録

有明海において 1996~2005 年に漁獲された親魚 1,584 尾を調査した結果,85 尾の耳石標識魚が得られた。標識を照合した結果,3 歳を主体とした 2~8 歳の有明海放流魚であることが判明した。回収率は放流サイズで異なり 0~0.41% と大きく変動した。von Bertalanffy の成長式をあてはめた結果,全長(Ltcm)と年齢(t 歳)の関係は,雄:Lt=63.3{1-exp [-0.247(t+1.90)]},雌:Lt=75.0{1-exp [-0.173(t+2.13)]} で表された。天然魚の GSI との比較結果から,放流魚は成熟しており,有明海に産卵回帰したものと考えられた。

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© 2006 公益社団法人 日本水産学会
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