岩手県水産技術センター
越喜来漁業協同組合
アサヤ株式会社
2008 年 74 巻 1 号 p. 75-77
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
エチゼンクラゲの定置網への入網数減少を目的として,垣網の大目化と端口への遮断網設置による漁具改良を行った。エチゼンクラゲの入網は漁具改良後もみられたが,入網数の増加は認められなかった。一方,主要な漁獲物では漁獲量の減少傾向も認められなかった。従って,垣網の大目化は魚群の身網への誘導機能を維持したままエチゼンクラゲの入網数増加を抑制する効果が認められたが,入網数の減少効果は低いと考えられた。また,遮断網を用いたエチゼンクラゲの入網阻止は困難であると考えられた。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら