日本水産学会誌
Online ISSN : 1349-998X
Print ISSN : 0021-5392
報文
本栖湖に密放流されたコクチバス Micropterus dolomieu の根絶
大浜 秀規岡崎 巧青柳 敏裕加地 弘一
著者情報
ジャーナル フリー

2012 年 78 巻 4 号 p. 711-718

詳細
抄録

刺網及び水中銃等による採捕と潜水観察の結果から,本栖湖におけるコクチバス駆除の効果を検証した。1997 年から 2004 年にかけて刺網で 68 個体,水中銃等で 18 個体のコクチバスを採捕した。刺網の CPUE は 1997 年の 0.36 から徐々に減少し,2002 年には 0 となった。刺網による推定年間採捕率は常に 50% 以上あった。コクチバスの再生産がなかったこと,生息情報をフィードバックさせた刺網での採捕率が高かったこと,速やかに駆除を開始したことなどから,根絶に成功したと考えられた。

著者関連情報
© 2012 公益社団法人 日本水産学会
前の記事 次の記事
feedback
Top