日本水産学会誌
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海洋環境からのアルギン酸リアーゼ生産放線菌の分離とリアーゼの精製
今田 千秋阪田 圭寺原 猛小林 武志
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2014 年 80 巻 3 号 p. 371-378

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抄録

日本近海の海底堆積物および陸土壌から分離した 605 株の放線菌についてアルギン酸リアーゼ(A.L.)活性を調べた。その結果,18 株の有望株が得られ,これらの株について 16S rDNA の塩基配列から近縁種と性状の比較を行った。このうち大槌湾の水深 100 メートルから分離した Micromonospora sp. OB40608 株が最も高くしかも安定した活性を有していたため,A.L. を培養液上清から単離精製し,諸性状を明らかにした。本酵素の分子量はポリアクリルアミドゲル電気泳動(native-PAGE)で調べた結果,114 kDa であり,至適温度は 50°C で,至適 pH は 7.0 であった。

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© 2014 公益社団法人 日本水産学会
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