日本水産学会誌
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生体内微量元素を用いた青森県沿岸マダラの回遊推定
工藤 誠也大宮 慧子三浦 太智渡邉 泉東 信行
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2015 年 81 巻 2 号 p. 227-233

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抄録

陸奥湾口は日本有数のマダラ Gadus macrocephalus の産卵場であるが,その産卵群の由来が未解明であった。本研究では,青森県沿岸 3 海域(日本海,太平洋,陸奥湾)のマダラを用いて,29 種の微量元素を測定した。日本海産と太平洋産では,筋肉中の水銀濃度が異なっており,その濃度によって両者を判別する回帰モデルを構築できた。そのモデルでは,陸奥湾口におけるマダラの産卵群の大部分が太平洋から来遊したものと推定された。

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© 2015 公益社団法人 日本水産学会
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