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日本水産学会誌
Vol. 82 (2016) No. 3 p. 321-329

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http://doi.org/10.2331/suisan.15-00070

報文

 震災後の養殖生物の成育と生産性の評価を目的とし,復興過程における雄勝湾の海洋環境調査と,垂下養殖されたホタテガイの成育状況・生産量の調査を実施した。その結果,垂下連の上層(水深 5-11.5 m)と下層(水深 11.5-18 m)の個体で,餌料環境を反映したと考えられる成長差,いわゆる下層部の小型化が観察された。この下層部の成長停滞は,湾全体の生産量の増加によるものと考えられ,現在の雄勝湾の餌料環境では,増加する養殖施設数(収容数)に対して最良の成育を保障できない水準に移行していることが示唆された。

Copyright © 2016 公益社団法人 日本水産学会

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