広島大学大学院生物圏科学研究科
2017 年 83 巻 2 号 p. 215-217
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
広島湾の湾内外において,1,4,5,6,9,11,12月に分離浮遊卵を採集し,DNAバーコーディングによって種組成を明らかにした。種同定した547個の卵は20種に分類された。湾外は湾内より採卵量や種数が卓越した。月別では6月に採卵量や種数が多く,クロダイやマダイが優占種となったほか,イシダイやサワラも確認された。同湾は,主に春季に瀬戸内海の有用種の産卵場として利用されていることが明らかとなった。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら