日本水産学会誌
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スパゲティタグを利用したイセエビへの超音波発信機の装着法の開発
世古 将太郎市川 光太郎土橋 靖史阿部 文彦三田村 啓理荒井 修亮
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2019 年 85 巻 1 号 p. 67-69

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抄録

 超音波発信機を用いた超音波バイオテレメトリーは長期間連続的に対象生物の位置を計測する手法である。この手法を用いてイセエビを追跡する場合,脱皮に耐えうる発信機の装着方法が不可欠である。本研究では脱皮に耐え得る標識であるスパゲティタグに発信機のダミーを固定した標識を作成してイセエビに装着し,その保持率を調べた。55日間の飼育実験の結果,大型個体では8個体のうち0個体が,小型個体では10個体のうち5個体が実験終了までタグを保持していた。

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© 2019 公益社団法人 日本水産学会
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