日本水産学会誌
Online ISSN : 1349-998X
Print ISSN : 0021-5392
ISSN-L : 0021-5392
報文
かつお節出汁殻からの有用成分抽出に及ぼす酸加水分解における塩酸濃度の影響
横山 竜海翁 武銀任 恵峰
著者情報
ジャーナル フリー

2020 年 86 巻 3 号 p. 196-203

詳細
抄録

 低利用資源であるかつお節出汁殻を高付加価値利用するため,出汁殻を異なる濃度の塩酸で分解し,塩酸濃度が粗タンパク質回収率,分解液の栄養性・呈味性・機能性に及ぼす影響を分析した。粗タンパク質回収率とアミノ酸量は4.0-6.0 mol/L塩酸で最大,分子量180-500の含有量とDPPHラジカル消去活性は4.0 mol/L塩酸で最大,ペプチド量と抗変異原性は1.0-6.0 mol/L間で有意差はなかった。低分子ペプチドを最も多く含有すると思われる4.0 mol/L塩酸による分解が至適であると示された。

著者関連情報
© 2020 公益社団法人 日本水産学会
前の記事 次の記事
feedback
Top