日本水産学会誌
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虹色素胞による青い光沢を有するメダカの体色変異体
塩出 雄亮中田 和義
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論文ID: 16-00018

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抄録
 観賞魚の“幹之メダカ”は,背部の光沢のある青い体色を特徴とするミナミメダカの自然変異体である。幹之メダカの背部体表色を解明するため,電子顕微鏡を用いた組織学的検討を行った。幹之メダカでは真皮深層に規則的に重層配列した反射小板を含む虹色素胞を認めた。一方,野生型メダカでは虹色素胞は確認できなかった。幹之メダカの金属様光沢は虹色素胞によるものであることが確認できた。また,規則的な反射小板の配列が青色の構造色を発現していることが示唆された。
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