論文ID: 21-00012
佐世保湾における有害赤潮予察を目的として,2013-2019年にモニタリングを実施し,出現環境と比較した。シスト調査は2013年と2018年に行った。Heterosigma akashiwoの赤潮は5月下旬に水温20-23℃で発生した。Karenia mikimotoi赤潮は毎年発生し,1-4月の累積水温もしくは12-3月の累積気温が高い年に高密度化した。Chattonella spp.は2013-2015年に赤潮を形成した。本種シストは2013年に確認されたが,2018年には検出されなかった。