1999 年 65 巻 1 号 p. 110-111
イトマキヒトデ, ニチリンヒトデ, ニッポンヒトデ, およびヒトデの幽門盲のうをクロロホルムーメタノール(2 : 1,v/v)またはアセトンで脱脂して得られた粉末からそれぞれ粗酵素[I]と[II]を調製し, それらのホスホリパーゼ(PLase) A活性を測定した。その結果, イトマキヒトデの粗酵素[I]および[II]のPLase A活性値および比活性値は, 他の3種のそれらに比べて著しく高かった。また, イトマキヒトデとニチリンヒトデの粗酵素[I]のPLase A活性値および比活性値は, 粗酵素[II]のそれらより高かった。