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日本水産学会誌
Vol. 65 (1999) No. 1 P 42-47

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http://doi.org/10.2331/suisan.65.42


1994年2∿5月に有明海北部の12地点と同海域に注ぐ佐賀県鹿島川の6地点で, ヤマノカミの仔稚魚の出現域を調べた。有明海では沿岸域と河口域近くの7地点に全長7∿16mmの浮遊期仔魚が出現し, その時の塩分は16∿25pptであった。鹿島川では河口から0∿3kmの感潮域3地点に全長13∿20mmの浮遊期の仔稚魚が出現し, 塩分は3∿25pptであった。着底後の個体は鹿島川の河口を除く上流の5地点で多く採集され, その塩分は干潮時には0を示した。ヤマノカミ仔稚魚を塩分0∿34pptで飼育したところ, 浮遊仔魚の淡水区での成長は高塩分区に比べ劣り, 約15日間で死滅した。一方, 着底稚魚では成長も生残率も低塩分の方が優れていた。

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