日本水産学会誌
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紅藻フイリタサの生活史におよぼす温度と光周期の影響
能登谷 正浩菅原 守雄
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65 巻 (1999) 1 号 p. 55-59

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抄録

北海道南茅部郡見日で採集したフイリタサ(紅藻アマノリ属)の生活史と, 生長や成熟におよぼす温度(5-25℃)や光周期(10L : 14D, 14L : 10D)の影響を室内培養下で観察した。糸状体は10℃下で最も速く生長し, 殻胞子嚢は5℃と10℃の短日(10L : 14D)下で形成された。殻胞子は5℃と10℃でのみ葉状体になり, 成熟して精子および造果器を形成し, その後に接合胞子の形成, 放出が見られた。15℃下では発芽して小さな塊状体となったが, 生殖器官は形成されなかった。葉状体は20℃以上の高温下では生育できなかった。葉状体はいずれの条件下でも無性胞子の放出は見られなかった。

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© 社団法人 日本水産学会
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