日本水産学会誌
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フェニルヒドラジン投与によるブリの高ビリルビン血症
伊東 尚史村田 寿境 正山内 清津田 友秀山口 登喜夫毛良 明夫山田 卓郎宇川 正治
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65 巻 (1999) 1 号 p. 86-91

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抄録

ブリの黄疸が生体内脂質過酸化により引き起こされるかどうかを知るため, フェニルヒドラジン(PH)をブリに投与した。その結果, ヘモグロビン量の低下, 血漿2-チオバルビツール酸反応物質値とビリルビン量の増加およびα-トコフェロールとアスコルビン酸量の減少並びに肝臓ヘムオキシゲナーゼm-RNAの増加が, PH投与により認められた。すなわち, PH投与によるブリの高ビリルビン血症は, 強い酸化的ストレスによるヘムオキシゲナーゼの誘導がビリルビン合成を促進したために発症したと考えられる。

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© 社団法人 日本水産学会
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