日本水産学会誌
Online ISSN : 1349-998X
Print ISSN : 0021-5392
皇居上道灌濠における三倍体および四倍体ギンブナ Carassius langsdorfii の雌性発生生殖とクローン性の証拠
間田 康史海野 徹也荒井 克俊
著者情報
ジャーナル フリー

2001 年 67 巻 2 号 p. 217-221

詳細
抄録

皇居上道灌濠より得た三倍体と四倍体のギンブナを養成し, 各々より成熟卵を得た。これらの卵をキンギョ精子で受精し, その子孫について, 細胞核DNA量, 性別, DNAフィンガープリント像を調べた。その結果, 三倍体と四倍体の子孫は, 各々三倍体雌と四倍体雌であり, 子孫はいずれも母親と同一のDNAフィンガープリント像を示した。以上の結果は, 皇居の三倍体, 四倍体ギンブナはいずれも, 非還元卵を産み, 雌性発生によりクローンとして繁殖していることを結論した。

著者関連情報
© 社団法人 日本水産学会
前の記事 次の記事
feedback
Top