日本水産学会誌
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季節, サイズおよび生息深度によるムラサキイガイ中有機塩素化合物蓄積濃度の変動
上野 大介高橋 真田辺 信介池田 久美子小山 次朗山田 久
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67 巻 (2001) 5 号 p. 887-893

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抄録

ムラサキイガイを用いて, 季節や個体サイズおよび潮間帯生息深度が, 脂肪重当たりの残留性有機塩素化合物(OCs)蓄積濃度におよぼす影響ついて検討した。ムラサキイガイでみられたOCs濃度の季節変動は生理的な変化によるものではなく, 海水中のOCs濃度を反映していると解釈された。またサイズや潮間帯生息深度による変化もみられなかった。よってムラサキイガイは, 脂肪重当たりのOCs濃度に換算することで, 汚染監視のための生物指標として季節に関わりなく, 潮間帯のどの生息深度のものでも利用できると結論された。

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© 社団法人 日本水産学会
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