日本水産学会誌
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皇居道灌濠における雌性発生ギンブナクローンの識別と分布
前田 克明西村 大介前村 浩隆森島 輝張 全啓海野 徹也中川 平介荒井 克俊
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2003 年 69 巻 2 号 p. 185-191,277

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抄録

1996-1998年の皇居の上,中および下道灌濠で得たギンブナ201個体は三倍体(196)と四倍体(5)であり,それらの内,性判別を行った個体はすべて雌であった。DNAフィンガープリン卜分折の結果,7クローン(I-VII)が識別され,他に8個体が個体特異的パターンを示した。各クローンの出現頻度は年と濠により異なったが,クローンIが最も優占的であった。三倍体クローンIとVIは広島県黒瀬用のクローン8と6と各々同一であった。三倍体クローンIと四倍体個体のDNAフィンガープリントは酷似し,四倍体は三倍体から生じたものと示唆された。

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