膵臓
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II.ガイドラインの主な改訂点(慢性膵炎診療ガイドライン2015)
II-2.ESWLを含む内視鏡的治療と効果
大原 弘隆林 香月内藤 格近藤 啓中沢 貴宏城 卓志
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2015 年 30 巻 6 号 p. 767-772

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抄録

「慢性膵炎診療ガイドライン2015」では,ESWLを含む内視鏡的治療の腹痛に対する有効性については,前回のガイドライン作成後,比較的長期間での良好な結果が報告されたことと2014年に膵石症に対するESWLが「体外衝撃波膵石破砕術」として正式に保険収載されたことから,より強く推奨されることとなった.また,内視鏡的治療の継続期間は1年前後を一つの基準とすることが推奨された.本稿では,慢性膵炎の治療体系の中におけるESWLを含む内視鏡的治療の意義と位置づけを示すとともに,本治療の臨床症状の改善効果,推奨される治療継続期間および病態阻止への効果について解説した.膵石症に対するESWLが保険収載されたことにより,ESWLを含む内視鏡的治療はさらに広く普及し,本ガイドラインの重要性はより増していくと考えられる.

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© 2015 日本膵臓学会
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