膵臓
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特集 膵癌早期診断のパラダイムシフト
膵癌早期診断のための病理
大森 優子古川 徹
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2024 年 39 巻 4 号 p. 197-204

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抄録

本邦から発信されてきた積極的な画像スクリーニングにより,これまで診断困難であった上皮内癌/高異型度PanIN,小径の膵癌が発見される時代となった.高異型度PanINの病理像は,腫大核を有する円柱状異型上皮が,核の極性の乱れと偽重層化を伴い,膵管内で低乳頭状構造を呈し増殖すると表現されるが,高異型度PanINにも形態学的なバリエーションがある.その病理学的特徴を理解することは,細胞診診断の精度向上に直結する.さらに,その病理像は,発癌機序となる分子異常パターンや膵管内での分布にも関与している可能性があり,高異型度PanINが主膵管を主座に増殖する「主膵管優勢型」と,末梢膵野の分枝膵管に限局する「膵野型」に分類することで,早期段階の膵癌の理解が進む.本稿では,高異型度PanINとその周囲間質の病理像を概説する.

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© 2024 日本膵臓学会
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