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大気環境学会誌
Vol. 44 (2009) No. 3 P 155-165

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http://doi.org/10.11298/taiki.44.155

技術調査報告

東アジアからの影響を受けやすい地域である富山県において2006年1月から12月までの1年間,4段ろ紙法による1日ごとの連続測定を行った。高濃度SPMが発生した4月の黄砂日は,黄砂の指標の一つである非海塩性カルシウムイオン濃度の上昇が見られ,ライダーのデータから非球形粒子が飛来していることが観測された。また6月の煙霧日はエアロゾルの成分比から硫酸アンモニウム粒子が原因物質と考えられ,ライダーのデータからは球形の粒子が飛来していることが観測された。煙霧日の後退流跡線解析を行った結果,大陸からの影響も示唆されたが一部については国内からの影響を受けている日も存在した。水溶性エアロゾル成分濃度とライダーの消散係数を用いることで,気象台の発表した黄砂日や煙霧日の他にも,黄砂や煙霧の影響を受けている日が存在することがわかった。

Copyright © 2009 社団法人 大気環境学会

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