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大気環境学会誌
Vol. 45 (2010) No. 3 P 126-131

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http://doi.org/10.11298/taiki.45.126

ノート

前線の接近と通過に伴う気圧(AP)降下と上昇が粒子状物質(PM)濃度に及ぼす影響を、長期間モニタリングされたPM10 (全量) 、PM2.5(含揮発性成分、不揮発性成分、硫酸塩、硝酸塩、EC・OC)や気象要素の24時間平均値について解析した。モニタリングデータの統計的解析の結果、濃度は上昇時よりも降下時により有意に増加し、特に冬季に顕著であった。降下時と上昇時のPM2.5成分比を比較すると、有機物と硫酸塩は上昇時に成分比が上昇した。さらに、AP変化の開始時点と5hPa変化時点との濃度を比較したところ、降下時にはECと硝酸塩を除くほぼすべての成分濃度に有意な正の相関があったが、上昇時には有意差は認められなかった。また、PM個数濃度の粒径分布は、上昇時には降下時から小粒径側にシフトした。

Copyright © 2010 社団法人 大気環境学会

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