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大気環境学会誌
Vol. 46 (2011) No. 1 P 49-59

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http://doi.org/10.11298/taiki.46.49

原著

大気汚染予測システムVENUSを開発した。VENUSは、二酸化窒素と光化学オキシダントの濃度を自動的に計算し、毎朝、翌日までの濃度分布をウェブ上で公開するシステムであり、気象モデルRAMSと大気質モデルCMAQの統合により計算が行われている。
VENUSの光化学オキシダントの予報精度を検証した。2009年5月の日本における広域高濃度事例において、全国的濃度分布や各都府県での濃度時間変化の予報性を調べたところ、定量的には限定的ではあるが、高濃度分布の広がりやその移動を概ね予報出来ていた。また、同年5月と8月に、各都府県において、光化学オキシダントの平均時間値および日上位5%値のそれぞれについて観測との相関係数等を調べた。その結果、特に日上位5%値については、かなり高い相関係数を示し、また、バイアスやエラーも大きくなかった。
 以上の検証により、VENUSが、光化学オキシダントの高濃度状態を、的確に予報できることが示された。

Copyright © 2011 社団法人 大気環境学会

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