J-STAGE トップ  >  資料トップ  > 書誌事項

大気環境学会誌
Vol. 43 (2008) No. 4 P 191-197

記事言語:

http://doi.org/10.11298/taiki1995.43.191


土壌性ダストの発生・輸送モデルCFORSに4次元データ同化手法を新たに導入した。このモデルを用いてライダー観測データを利用したデータ同化手法のパフォーマンスを, 2007年3月末から4月初めに中国から日本各地で観測された高濃度の黄砂現象について適用して調べた。その結果日本国内の5地点のライダー観測データをダスト発生・輸送モデルに同化することで, ダスト発生地域の発生量の最適化が可能となり, モデルと観測データの一致性が向上するとともに, データ同化前の発生総量57.9Tgに比較して57.8%(約21.2Tg) の発生量の増大が必要とされた。モデル結果は衛星センサーOMI Aerosol Index (AI) や地上気象通報による観測結果とも良く整合し, ライダーデータの同化は, アジア域のダストの発生・輸送モデルの予測可能性を大きく向上させることが示された。

Copyright © 大気環境学会

記事ツール

この記事を共有