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大気環境学会誌
Vol. 43 (2008) No. 5 P 295-300

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http://doi.org/10.11298/taiki1995.43.295


中華人民共和国環境保護部から公表されている2001年から2007年までの全地点の大気汚染指標 (Air pollution index: API) を用いて中国の大気環境動態を考察した。APIの変化には地域規模の現象を示唆する特徴が見られた。全般に、APIは冬季に高く、夏季に低い傾向がある。黄砂現象は大きなAPIのピークとして複数の地点に表れるが、ピークの持続時間は1または2日と短い。年々の変化については、北京、重慶など多くの都市でAPIの減少傾向が見られる一方、海南島など本来清澄な地点では増加傾向がみられた。北京市の27地点と河北省の12地点および天津のAPIを用いて、北京市の大気汚染現象を考察した結果、地域規模の変化と局所規模の変化の両方の特徴が見られた。この他、2007年8月に行われた北京市の交通規制実験の効果を考察した。

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