自治体における観光情報の発信と観光情報への取り組み状況を調査した。背景には,大学のフィールドワークにおいて,学外活動を実施する際に,調査地の観光資源をはじめ,交通,食事,宿泊施設等を調べる機会がある。観光情報をWEBで調べるも肝要な情報が得られない場合がある。そこで,自治体からの観光情報の発信と観光情報の取り組みはどのようになっているのかを,大阪府内43自治体の公式WEBから調査した。その結果,自治体における観光情報の発信と観光情報の取り組みは十分とは言えない現状であることがわかった。自治体は,これからの基幹産業となりつつある観光産業に十分に対応できるよう,自治体の公式WEBのさらなる改善が必要とされる。もっとも,自治体は,日本人観光客が訪れないような魅力的でない観光地にならないためにも,観光情報を発信できる観光資源になる様,さらに磨きあげ,高めることも課題として挙げられる。