太成学院大学紀要
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看護学生の性格特性と『情緒不安定』『社会不適応』がレジリエンスに及ぼす影響
―心理的な問題を抱える学生に対しレジリエンスを高める教育とは―
錦織 史子新田 弘子
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研究報告書・技術報告書 オープンアクセス

2018 年 20 巻 p. 93-100

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抄録

近年,看護学生には様々な心理的問題が指摘されている。そこで今回の研究目的は第1に看護学生の性格特性を調査する事を目的とした。第2に「情緒不安定」や「社会的不適応」の性格特性を持つ看護学生はどのようなレジリエンス因子に影響しているのかを,資質的,獲得的レジリエンス要因の両方から検討した。結果,近年の看護学生は概ね社交的だが,3割以上の学生は「情緒不安定」や「社会的不適応」の性格特性であることが分かった。そのような学生は遺伝的にも環境的にも総じてレジリエンスが弱く,精神の健康障がいを引き起こしやすいことが推測された。 今回の結果から,レジリエンスを高め,健康的に学校生活を送るためには,どのような教育が必要なのか手がかりを得ることが出来た。

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