胆道
Online ISSN : 1883-6879
Print ISSN : 0914-0077
エキスパートレクチャー
MDCTの基本と有用性
片寄 友力山 敏樹石田 和之海野 倫明
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キーワード: MDCT, 胆道癌, 診断, 病理
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2011 年 25 巻 1 号 p. 53-59

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抄録

要旨:CTが,ヘリカルCTから多検出器を持つmultidetector-row CT(以下MDCT)へ進歩し,分解能が格段に向上した.そのため,画像診断能精度が向上し詳細な検討が可能となり,胆道領域の画像診断体系が大きく変化した.胆管長軸方向の進展範囲については,胆道造影を主に用いて診断していたが,MDCT撮影を施行することにより,多くの症例にて進展度診断に十分な情報が得られるようになってきた.また動脈,門脈に対する垂直方向浸潤に関しては,従来行われていた血管造影はほぼ不要となった.MDCTは容易に施行できるため,手術適応の可否判断やその後の治療計画決定が迅速に行われ,治療が適切に進むことが胆道癌治療に有用である.
当施設では1999年の4列のMDCT導入以来,積極的に診断に取り入れており,本稿では,MDCTの基本を述べるとともに,その診断能を含めて有用性について述べることとする.

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© 2011 日本胆道学会
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