日本味と匂学会誌
Online ISSN : 2424-1326
Print ISSN : 1340-4806
ヒトにおける体臭を介したコミュニケーション(<総説特集>I 体臭2)
篠原 一之諸伏 雅代船橋 利也美津島 大貴邑 冨久子
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2000 年 7 巻 1 号 p. 11-17

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抄録

ヒトは、生活を豊にするために植物などの自然な匂いや香水などの人工的な匂いを用いているが、自然に体から放出される匂い(体臭)を介してもさなぎまな生物学的情報を交換している。例えば、体臭は性別、親子、同胞等の異なる生物学的カテゴリーを識別する際になんらかの役割を果たしているし、性行動、生殖生理にも影響を及ぼしている。そこで、これら体臭を介したコミュニケーションについて解説する。

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© 2000 日本味と匂学会
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