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東北地理
Vol. 37 (1985) No. 2 P 95-111

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http://doi.org/10.5190/tga1948.37.95


日刊地域紙の発行が盛んな東北地方を例に, 各市郡における日刊地域紙の有無を, 全国紙や県紙などの配布競合状況や地理的条件などとあわせて整理した結果, 日刊地域紙発行地である都市には三つの類型が存在することが明らかになった。類型I: 次の3点を満たす都市は日刊地域紙発行に有利で, 実際に発行地となる率も高く, 発行された場合の普及率も高い。(1) 全国紙の配布構成比が50%以上, (2) 県都からの道路距離が100km以上, (3) 人口5万人以上。類型II: 次の3点を満たす都市は発行地になり得るが, 類型Iに比べ条件は劣るため, 発行形態などに類型Iには見られない特徴を持つことが多い。(1) 全国紙の配布構成比が30%以上で, 全国紙や県紙などを合せた世帯普及率が95%以上, (2) 県都からの道路距離が30km以上, (3) 人口5万人以上。類型III: 青森県の2市 (八戸・弘前) には「主読紙」化した日刊地域紙があるため, 指標の上では発行地となるのが困難のように見えるが, 逆に非常に有力な日刊地域紙が発行されている。

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