Thermal Medicine
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進行性尿路上皮癌に対する低濃度抗癌剤併用局所ハイパーサーミアの効果
上田 公介前田 二美子伊藤 靖彦
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2011 年 27 巻 4 号 p. 109-112

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抄録

進行性尿路上皮癌に対する低濃度抗癌剤併用局所ハイパーサーミアの効果について調べた. 対象は2004年4月から2011年3月までの7年間に当科で治療をおこなった進行性尿路上皮癌15例である. 7例が腎盂・尿管癌, 8例が膀胱癌である. 抗癌剤としてCDDP, MMC, GEMなどを用いた. 前2剤はハイパーサーミア治療開始前に, GEMはハイパーサーミア後に投与した. 治療効果は6例のCR, 3例のPR, 6例のNCであった. 3例が死亡したが12例は生存中である. 15例の生存期間は10-89ヶ月であった. 2例に軽度の倦怠感を認めたが, 重篤な副作用はみられなかった. 以上より本治療法は進行性尿路上皮癌に対して有効であり, 生存期間の延長が認められるものと考えた.

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© 2011 日本ハイパーサーミア学会
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