Trends in Glycoscience and Glycotechnology
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日本糖質学会40周年記念号論文(日本語)
ボロン酸触媒を用いた位置および立体選択的SNi型グリコシル化反応
高橋 大介
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2019 年 31 巻 181 号 p. SJ93-SJ94

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抄録

天然には、1,2-cis-グリコシド結合を有する生物活性糖鎖や配糖体が数多く存在しているが、その結合構築には、従来の隣接基関与を利用できないことから、効率的な合成法の開発が急務である。このような背景の中、これまでに著者らは、1,2-アンヒドロ糖に対して、芳香族ボロン酸とジオール糖受容体を縮合したボロン酸-糖受容体エステルを作用させるのみで、望みの1,2-cis-α-グリコシドを高い位置および立体選択性で得る新手法を開発している。さらに、モノオール受容体への応用を検討し、ボリン酸-糖受容体エステル触媒を用いた1,2-cis-立体選択的グリコシル化反応の開発と天然糖脂質の全合成を達成している。本総説では、その後のボロン酸触媒を用いた位置および立体選択的グリコシル化反応の進展について紹介する。

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© 2019 FCCA (Forum: Carbohydrates Coming of Age)
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