Trends in Glycoscience and Glycotechnology
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タンパク質工学による産業用アミラーゼの改変
Miyoko HashidaHenrik Bisgaard-Frantzen
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2000 年 12 巻 68 号 p. 389-401

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抄録

タンパク質工学的手法により、カルシウム非依存性かつ酸耐性の向上した澱粉加工用α-amylaseを開発することに成功した。部位特異的変異法で得られた Termamyl LCTMは高いカルシウム非依存性を持ち、カルシウムを添加しない条件であっても40ppmのカルシウム添加時のTermamylTMと同等の液化効果が得られた。この Termamyl LCTMをさらに改変するためにランダム変異法が用いられ、最新のタンパク質工学的手法により性質が一段と向上した新しい酵素を効率的に取得することができた。
洗剤用α-amylaseの開発では最初に自然界からのスクリーニングを行ない、アルカリ条件で高活性を示しかつ安定である2種類のα-amylasesを取得した。これらのα-amylasesはタンパク質工学的(部位特異的変異法)にさらに改変され、アルカリ安定性とカルシウム非依存性の向上した新しいα-amylaseを得ることができた。

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© FCCA, Forum; Carbohydrates Coming of Age
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