学術の動向
Online ISSN : 1884-7080
Print ISSN : 1342-3363
ISSN-L : 1342-3363
第二部 科学史・技術史からの検討
科学技術基本法改定と大学の教育研究システム
高橋 智子
著者情報
ジャーナル フリー

2021 年 26 巻 5 号 p. 5_30-5_35

詳細
抄録

 ここでは、科学技術基本法の改定によって責務規定が課されることになった大学のこれからについて検討する。日本には現在、800に近い数の大学が存在し、様々な夢を描く290万の学生が学んでいる。その大学を、Society 5.0へと社会を変えるエンジンに仕立てるために、徹底的に管理し、機能分化させていく、それが大学改革の方向性である。危機感を持って大学とは何かを社会全体で問い直すときがきている。

著者関連情報
© 2021 公益財団法人日本学術協力財団
前の記事 次の記事
feedback
Top