学術の動向
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地方学術会議
日本学術会議 in 北海道
──「ふるさと」から学術を考える
寳金 清博
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キーワード: 地方学術会議, 地域, SDGs
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2021 年 26 巻 6 号 p. 6_24-6_27

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抄録

 日本における「地域」コミュニティの過疎化と環境変化は、急激である。筆者の「ふるさと」においても、この60年余りの期間、地域は力を失ってきた。その中で、地域における学術に関して、日本学術会議がこれまでに、十分な機能を果たしてきたとは必ずしも言えない。今回、北海道において、地方学術会議in 北海道を開催した。その取り組みを紹介する。今後、①学術会議の課題を地方で議論する場としての役割、②学術の広報的役割、③地域の問題を取り上げる学術会議の役割という3つの役割を、地方学術会議が十分に果たしていくことが期待される。特に、ポスト・コロナにおける地域活性化に関して、日本学術会議の責任は非常に大きい。

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© 2021 公益財団法人日本学術協力財団
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