2021 年 26 巻 7 号 p. 7_72-7_74
本稿は、日本学術会議公開シンポジウム「毒性学研究のこれから~「外」から見た毒性学~」において、消費者の立場から「毒性学」への要望を述べるにあたり、意見形成のために行った、消費者団体メンバーによる調査・学習活動のプロセスと結果について紹介している。そしてその結果をふまえ、「解明されていないことの周知」「消費財の安全情報に関する消費者向けワンストップサイトの開設」「消費者が毒性情報に向き合う際の基本スタンスの提示」という3点の必要性を述べている。